2011年5月5日木曜日

「寄生獣」を読んで(もう何度目だろう)

「寄生獣」を読んで @新潟 糸魚川 ★★★★★

 

そういえば、旅の宿で読破したものがある。「寄生獣」だ。

 

確実に自分を形作る一部となっているであろうこの作品は、

いつ読んでも考えさせるものがある。

何回も読んでいると、もはやストーリーや絵ではなく、

読んだ瞬間から、頭の中でたたまれていた、そのテーマのテントのようなものがわさっと広がり、

それをベースに、さらに無限の思想が飛び散る。

 

「人間」というものを客観的に捕らえすぎて、

むしろ寄生獣側の考えが、長期間、自分の頭に「寄生」し続けてきている

という感覚にさえなった。

 

人間は人間のエゴのために生きている、という大きなテーマに、

同意してやまない。

 

それをなんとなく本能的に認めない人が多すぎる気がしていて、

これまでずっと不思議だし、その謎は解けないままだ。

 

理性に押し付けられた、人間の「本能」はどこに行ったのだろうか?

増えすぎた「地球の『毒』」と言われた人間はどう自らを浄化させるのだろうか。

 

偉くない人が高らかに言っても規模はたかが知れている。

政治家が言ってもせいぜい国規模だろう(それもあやしいが)

アル・ゴア氏のような人が言って、ようやく世界中に届くかもしれないが、

人間の総体を突き動かすほどではない、、、。

 

そんな時に登場したのが寄生獣ではないのか。

 

その彼らを殲滅すべく躍起になる人間たち。

たとえ単体では弱かろうとも、人間総体ともなると、やれることが増える。

 

 

なんだか、彼らの立場になると、つらくなってくる。

 

毎回新しい、そんな何回目かの読後感。。。

あぁ。。。

 

 

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