「寄生獣」を読んで @新潟 糸魚川 ★★★★★
そういえば、旅の宿で読破したものがある。「寄生獣」だ。
確実に自分を形作る一部となっているであろうこの作品は、
いつ読んでも考えさせるものがある。
何回も読んでいると、もはやストーリーや絵ではなく、
読んだ瞬間から、頭の中でたたまれていた、そのテーマのテントのようなものがわさっと広がり、
それをベースに、さらに無限の思想が飛び散る。
「人間」というものを客観的に捕らえすぎて、
むしろ寄生獣側の考えが、長期間、自分の頭に「寄生」し続けてきている
という感覚にさえなった。
人間は人間のエゴのために生きている、という大きなテーマに、
同意してやまない。
それをなんとなく本能的に認めない人が多すぎる気がしていて、
これまでずっと不思議だし、その謎は解けないままだ。
理性に押し付けられた、人間の「本能」はどこに行ったのだろうか?
増えすぎた「地球の『毒』」と言われた人間はどう自らを浄化させるのだろうか。
偉くない人が高らかに言っても規模はたかが知れている。
政治家が言ってもせいぜい国規模だろう(それもあやしいが)
アル・ゴア氏のような人が言って、ようやく世界中に届くかもしれないが、
人間の総体を突き動かすほどではない、、、。
そんな時に登場したのが寄生獣ではないのか。
その彼らを殲滅すべく躍起になる人間たち。
たとえ単体では弱かろうとも、人間総体ともなると、やれることが増える。
なんだか、彼らの立場になると、つらくなってくる。
毎回新しい、そんな何回目かの読後感。。。
あぁ。。。
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