「GATTACA」を見て @DVD 未来に思いを馳せた度★★★★☆
97' 米、色あせない作品。DNAについてたっぷり考えさせられる。
「遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。」(TSUTAYAより)
途中、ストーリーに若干無茶があって変なところで躓いたり、犯人探し自体がスリルになってしまって
心臓をあおられたりしてしまうところが残念。
とはいえ、こだわりにこだわった、暗喩的演出や脚本、そして未来感を追及した建物や小道具に萌えた。
極めつけは、超旧車が電気自動車として、変な音を立て、緑色のライトをつけて走っている。
フランクロイドライトの建築が出てくるなど、建築好きとしても堪能できる。
この作品からは、たくさんの示唆や考えるべきテーマを見出すことができる。
遺伝子操作ができるようになった時代には、
お金で人間の能力を買うことができ、
ということは、貧富の差のように、遺伝子の格差が生まれ、それによって階級が分かれる。
社会的な差は当然として、
必然的に、 生物的にも差が出てくるだろう。
遺伝子だけは最高のものを求めていく流れ。
それは同時に、生まれてからの努力がしにくい環境が発生するということでもある。
人間の可能性というのは、与えられた遺伝子を超えて、
自らが学習し、体得していく中で、広がっていくものだ。
それは遺伝子を書き換えるところまでは行かないが、
確実に自分の一部として備わっている。
それは、いみじくも作品の中で言われていた。
”There Is No Gene For The Human Spirit. ”
⇒ 人の魂、という遺伝子は無い。
⇒遺伝子で生き方(考え方)は決められない。
と解釈できる。
まさに、’ひとつで、I'm possible になった瞬間のような
開けた感触が頭の中で広がる。
遺伝子は設計図なだけだ。
そうわかっている自分の人生と、
それを操作できるのかできないのか、興味がやまないもう一人の自分。。。
そして、ビジュアルもとても壮大。
超ミクロと、超マクロ。
生命の誕生の宇宙と、地球での母体=海。
読み漁った、この批評コメントにグッときた。
「映画史上に残る名ラスト。」(ネタバレ注意)
http://cinema.intercritique.com/comment.cgi?u=1770&mid=4841
PS: Uma Thurman、英語だと完全に、「ウマ・サーマン」 なんだねw
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