『NHK ETV特集 「カズオ・イシグロをさがして」』を見て 2011年5月1日@NHKオンデマンド
初のNHKオンデマンド。やはり、NHKの方がWEB利用が進んでいるのか。。。
さて、そもそも、カズオ・イシグロ氏の生い立ちが少し自分に重なり、
アイデンティティや考え方が大きく気になる。
5歳で長崎から渡英し、永住。
日本語も話せない彼は、最終的にはイギリス国籍にすることを決意するが、
その頭の中には、幼少期をすごした日本の「記憶」が宿っている。
大学時代、彼は、父の影響で音楽で生計を立てようと思っていたそうだが(!!)、
最終的には文学を選択する。
「自らの考えていることをものとして残すことで、形にとどめておきたかった」
と言うのが動機の大きな一部だと言っていたが、
これには自分も激しく同感だった。
むしろ、それでしか、自分が生きていると思えないとさえ思う。
彼とのインタビューの中で、分子生物学者・福岡伸一がとても興味深いことを言っていた。
細胞の生まれ変わりを考えると、生物の体は短期間でまったく違う物質になる。
それならば、自分を自分たらしめているのはなんなのか。
その答えとしてひとつあるのが「記憶」 ではないか、と。
そう思う。
脳が変われば、人が変わる。
「寄生獣」 が、のっとった人の体を、「この体は脆い…」的なことを言っていた気がするが、
確かに、肉体的MAX以外は変わらないと言ってもいい。
体以外の、脳がHDDであり、OSだ。
SFの方面に話を持っていくのはやめるが、
とにかく、「人は何を感じ、どう生きるのか」と言うことにとても興味がある。
自分の中では、記憶しか、自分をとどめない。
そんな中、他人との間で、記憶を共有し、友情・恋愛を共にする。
人生が豊かになるのは、これがあるからだ。。。
そんなことを思いながら、
もっと、共にする、広さ・深さを大きくしたい。
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